456億、大人の童心が破壊される 『イカゲーム』

456億の賞金がかかった謎のサバイバルに参加した人々が、

最後の勝者になるために命をかけて極限のゲームに

挑戦する話を盛り込んだNetflixシリーズ。

ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)は離婚した賭博中毒者で

久々に競馬場で金を稼ぐが借金取りに奪われ、家に帰る途中で怪しい男に会う。

この男はギフンに、面子をしてギフンが勝てば10万ウォン(約1万円)を与え、

負ければ頬を叩くというゲームを提案する。

ゲームが終わった後、男はギフンに「もっと大金を稼げるところがある」と名刺を渡す。

ギフンの母親が糖尿病で直ちに手術しなければならないが、

金を手に入れることができなかったため、

名刺に書かれた番号に電話をかける。

案内された場所で車に乗ったギフンは、車から出るガスに意識を失い、

目を覚ますと456人の人々が集まっていた。

彼らは皆借金をしているか、金が必要な人たちだ。

456人のうち、ゲームで一人が脱落するたびに1億ウォンずつ積み立てられ、

最後に残った一人が456億ウォンを受け取るというゲームをすることになる。

最初のゲーム後、脱落者はその場で銃に撃たれ死ぬ姿に衝撃を受けた人々は

ゲームを中断し再び現実に戻るが、

現実でも希望を見出せず、大半の人々が再びゲームに参加する。

結局すべての人が死に、456億ウォンをもらうことになったギフン。

ギフンは現実に戻るが、人の命と交換した金を一銭も使わず、無一文で生きていく。

そんな中、ゲーム参加者にとって大きな慰めになった

老人オ・イルナムが主催者だったという事実を知り、

怒りを止められずに訪ねていくが、

イルナムは結局死んでしまう。

娘へのプレゼントを買い飛行機に乗ろうとしていたギルンは

足を止め、再びゲームに参加するため引き返す場面で幕が閉じる。