誰でも一度は舞い上がる瞬間がある 『ナビレラ』

70という年齢でバレエを始めたトクチュルと、

夢を前にさまよう23才のバレリーノ、チェロクの成長ドラマ

ここにはとても長い間
バレエを夢見た年寄りがいる。
誰にも言えずにいたし、
成し遂げられるとは誰も思わなかった。

その青年に会うまでは。

23歳のあの子は
生きることを重く感じ夢が薄れていた。

ただ踊るだけで十分だったし、
明日のことまでは考えられなかった。
そのおじいさんに会うまでは。

『ナビレラ』は夢についての話だ。
夢があったり、なかったり
夢が何かもわからない人たちの話。
だれでもきっと一度は… 舞い上がれるという話だ。

「私は今までやりたいことをやったことがありません。」

郵便配達員として生涯を送ったトクチュルは退職後、偶然チェロクを目にし、

初めて夢に挑戦することになる。

輝いているチェロクを見て、トクチュルの胸は躍り始めた。

長い間忘れていた夢をいま始めようとする。

「バレエを初めて見て分かった。 私も一度舞ってみたい。」

サッカー監督の父のプランで訓練を受け、

サッカー選手として成長することになる人だったが、

ドン・キホーテを踊っていたチェロクの師匠スンジュを見て惚れ、

バレエを始めるようになった。

1年ぶりにとてつもない才能で舞踊院に入学後、

スランプに陥っていたところトクチュルに出会う。

「ただ自分を信じてやってみろ、チェロク」

トクチュルはチェロクが有名なバレリーナになる男だとし、

マネージャーとして最善の役割を果たす。

最初チェロクはおじいさんの存在が面倒だったが

時間が経つにつれ、父からもらえなかった称賛と愛を

トクチュルから感じるようになり、

トクチュルの夢が真心であることに気づき、

その夢を叶えるために一緒に努力していく。

ナビレラは黄昏のパク・インファンと青春ソン・ガンが互いを慰め合いながら

共に夢を叶える幸せなエンディングが待っている。

夢を失い生きている現代人に暖かい響きを与えるドラマだ。