’20世紀のキミ’主演女優!キム・ユジョン、’国民の妹’から’国民の初恋’に?

女優キム・ユジョンがNetflix映画’20世紀のキミ’で10代のみずみずしさを表現するため、”ヘアメイクをほとんどしなかった”と話し目を引いた。

女優キム・ユジョンが’初恋のアイコン’として浮上する勢いだ。

4才の時の2003年、製菓CMでデビューし、数編の映画とドラマで子役として活躍した彼女は、”親しみやすくて安らかな’妹’という言葉も好きだが、新しい修飾語も歓迎する”と恥ずかしそうに笑った。

彼女に、このようにもう一つのニックネームを与えると期待を集める舞台は21日、Netflixを通じて公開されたオリジナルロマンス映画’20世紀のキミ'(監督パン·ウリ·製作ヨンフィルム)だ。’20世紀のキミ’は、ある冬に届いたビデオテープに収められた1999年の記憶、17歳の少女ナ・ボラ(キム・ヨジョン)が、親友キム・ヨンドゥ(ノ・ユンソ)の初恋をかなえてあげようと愛のキューピットになって繰り広げる初恋観察ロマンスだ。10月初めに開催された第27回プサン(釜山)国際映画祭(BIFF)の「オンスクリーン」公式招待作だ。

キム・ユジョンは、劇中の同級生と恋に落ちた17歳の少女を演じ、友情のためなら何だってやる義理堅さや、初々しい青春の成長痛など、多彩な魅力を発散する。彼女は”学生らしい初々しさと可愛さを強調するため、ヘアとメイクもほとんどしなかった”と話した。その一方で、”美しい初恋の切ないイメージをまともに演じた”と好評を受けている。これに対し”妙ながらも嬉しい”と話す彼女の顔には満足感がいっぱいだった。

●”信じて頼れるハン・ヒョジュさん”

’20世紀の少女’はキム・ユジョンが生まれた1999年を背景にした映画だ。それだけに1990年代を表すさまざまな設定が登場する。キム・ユジョンは”フロッピーディスクという物を撮影現場で初めて見た”と話した。”CDプレーヤーと携帯用テーププレーヤー”など1990年代の小物が不思議だった。それでも90年代の感性だけは不慣れではなかったと話した。

“あの時、映画と音楽が大好きです。よく見て聞いてきた映画と音楽の感性をこの映画でもそのまま感じました。私のカラオケの18番がパク·ギヨンの’最後の愛’なんです。パク·ヘギョンやヤンパの歌を一番よく聞きます。現場で歌を聴いていると先輩たちが’若年寄り’ようだと話したりもしました。”

そんな先輩たちの中にキム・ユジョンの30代の姿で特別出演したハン・ヒョジュもいる。キム・ユジョンはドラマ「イルジメ~一枝梅」(2009)、「トンイ」(2010)で、ハン・ヒョジュの子供時代を演じたことがあり、ハン・ヒョジュと同じ役を演じるのは今回が3度目だ。これにキム・ユジョンは” 私も’20世紀のキミ’でヒョジュ姉さんと久しぶりに会うことになった。以前は、私が幼すぎて話す機会があんまりなかったが、今回は違った。信じて頼れるお姉さんが一人できた”と話しながら微笑んだ。

●”すべての子役出身の俳優たちを応援する”

キム·ユジョンは早くから演技を始めただけに、ややもすると学校生活を疎かにすることもできたかもしれない。しかし、友達と過ごす時間を絶対に諦めることが出来ず、他の子役出身の俳優たちは異なり、”ほとんど欠席せず学校に通った”と振り返った。演技と学校生活を並行することは容易ではなかったが、彼女は”遠足、修学旅行や修練会、パフォーマンスコンテストなど学校行事にも 欠かさず参加した。

“私は芸能人なので、最初は友達が少しぎこちなかったりもしましたが、少し一緒にいれば、その後はそんなことは 気にしませんでした。今一番親しい友達もみんな中・高校の時の友達です。まだ年末になると集まって新年パーティもしながら遊びます。

彼女は子役出身の俳優たちが大活躍している姿を見るたびに”自分のことのように嬉しい”と話す。”いつもお互いを応援しています。長い間同じ道を歩んできた友達だから、お互いに頑張っている姿に元気をもらいます。 ” 最近は私に色んなアドバイスを求める子役の子もいます。私も経験したようにその子もうまく乗り越えてほしいと願っています。”